脱ぎ脱ぎしていたその時である…

サラサラシャーって！サラサラシャーってーーーー！！！？
これはもう、おりものでも失禁でもない！
一応…においを嗅いでみる…絶対にオシッコじゃないっ！

だんだん体が緊張してきた。
チャキぞうの時に病院で破水したときの事を思い出した。
ジャバジャバジャバジャバいってた…怖かった…
チャキぞうの為の羊水がぜーんぶ無くなって
中で真空パックみたいになっちゃうんじゃないかって思ったりして
トイレに行くのも怖かった…

足が少し震えている…何とか服をその場に輪っか脱ぎして
お股をピッチリ閉じて、ガクガクの足先だけで浴室に突入。

産後は一ヶ月近く湯船に浸かれない。
入院中のシャワーだって、すぐに浴びれるわけでもない
つうか、ヘロヘロで髪なんてとても洗えない恐れがあるのだ。
大変なのだよ…産後っつうのは…。

お腹がかなり張っている…どうなってんだ？
ふと腹をみた…激震！

しばらく浸かれないであろう愛しい湯船を横目に
ひととおり洗い終えて脱衣所へでた…

お腹が張りすぎて、体を１ミリも曲げられない。
足なんてとても拭けない、顔と腕が精一杯。
体がガチガチに震えてしまって、大きな声がでない。

『パパ〜、パパぁ〜〜』

「どうしたの？」

『病院行かなきゃかも。破水してるかも』

２人に体を拭いてもらってようやく着替える。
もちろん妊婦パジャマに…。

「ごめん、オレさっと風呂入っとく！今日泊まりかもしれないし」

『ええー！？』とちょっと思ったが、
カラスもビックリするくらいの早さでひとっ風呂あびたパパだった。

準備していた入院用の荷物やチャキぞうのおやつ、着替えなどなど
結構な大荷物を抱えて車に乗り込んだ。

産院は車で20分程かかる…車の中でお腹の張りに耐えながら
早く着いてくれと祈る…

産院は隣の市の駅前だ。
今…その駅は…高架を上げる工事を…夜中にしている…。
…産院のまわりの細い道は一通だらけだ…。

…グルグルグル

…グルグルグル

どこをどう迂回しても産院に行く道に入れない！！

どうなる！！？これどうする？
歩く？車置いて歩く？
あるけねーー！！

………ま、結局工事のおいちゃんに言って、通行止めになってる一通を
逆走して到着したんだけどね…もっと早くおっちゃんに相談してみれば
よかったかな…あはは。

ここまでは、昨年の１月５日の出来事でした。
また続きは後ほど〜！

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雑目のイラストですが、１年前を思い出して
せいちゃん出産までのお話を、数回に分けてUPしようかと思うっす。

よろちくび。
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